志水児王 / Jio Shimizu
window(Bosch)” 広島市立大学芸術資料館, 2016(photo by Kensuke Hashimoto)
中野渡尉隆 / Yasutaka Nakanowatari
会期:2017年9月30日|土|- 11月5日|日|
開館時間:11:00 - 18:00(最終入館は17:30)
会場:2・3F展示室
休館日:火・水曜日
観覧料:一般500円[400円] 学生300円
*どちらの個展もご覧いただける共通券
*[ ]内は10名以上の団体料金、高校生以下または18歳未満・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
主催:公益財団法人みやうち芸術文化振興財団
協力:MISA SHIN GALLERY
広島を拠点に活動する志水児王、中野渡尉隆の個展を同時開催します。
志水は、光や音といったメディアが引き起こす物理現象を元に、私たちの知覚の限界を超えた世界を視覚的、聴覚的に表現します。本展では、臨界、限界値といった意味をもつ「threshold」をタイトルとし、レーザー光線を特殊な方法でガラスに反射・通過させモワレ状の波形をつくりだすインスタレーションや、Twitterを世界規模で監視し、設定した特定のワードがつぶやかれた瞬間に発光パネルが点灯する作品のほか、新作の出品も予定しています。中野渡は、近年、スプレーガンやエアーブラシなどによって塗料や顔料の微細な粒子を堆積していくことで、雪、水蒸気、結露のような図像をつくりだしています。《星・雪・水蒸気》と《Water Droplet》は、中野渡が絵画という表現の原点に立ち返り試行を繰り返した末に完成したものであり、具体的な自然現象を切り取った光景のようでいて、宇宙空間を彷彿とさせるスケール感のある抽象度の高いシリーズです。本展では、「霧 / 層」と題し、上記シリーズに新作も加え発表します。
2人の作品は、私たちが日々知覚する現象や物質をそのまま拡張していき、未知の世界をリアルな体験として覗く装置となるでしょう。
◆ オープニングパーティー / ギャラリートーク
日時: 2017年9月30日|土|18:00 − 21:00 *申込不要
◆ コラボレーションプラン
本展と、ウッドワン美術館主催の「GLOBAL NEW ART タグチ・アートコレクションのエッセンス」展をご覧いただける日帰り送迎プランを共催
催行日: 2017年10月13日|金|・27日|金| *要申込
時間: |行き|JR宮内串戸駅10:00発、|帰り|ウッドワン美術館15:00発
参加費: 5,000円|美術館入館券、ギャラリートーク、昼食、カフェマイセンの喫茶券、送迎|
定員: 最大20名|定員になり次第受付終了|
主催・予約先: ウッドワン美術館 |tel. 0829 −40−3001|
1966年東京生まれ。広島、埼玉在住。東京藝術大学大学院美術研究科博士前期課程修了。1994〜2006年、レーベル「WrK」に参加。2008〜2010年コペンハーゲンを拠点に活動。広島市立大学芸術学部准教授。主な展覧会に、「オープンスペース2014」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、東京、2014)、 「日本のサウンドアート」(ロスキレ現代美術館、コペンハーゲン、2011)、「釜山ビエンナーレ2008」(釜山市立美術館、韓国、2008)、「六本木クロッシング」(森美術館、東京、2004)。
1966年青森生まれ。広島在住。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程満期退学。1997〜1998年までデュッセルドルフ、ベルリン、ニューヨークに滞在。広島市立大学芸術学部講師。主な展覧会に、「個展:地球上の人体-部分」(十和田市現代美術館、青森、2011)、「個展:星・雪・水蒸気」(青森県立美術館、2011)、「Global Priority」(ニューヨーク/台湾/サンフランシスコ/ソウル巡回、2002-2004)、「ダブル・リアリティ―両義的な空間とイリュージョンの7人」(府中市美術館、東京、2002)。